2011-09-04

笑いの効用


笑いは最高の良薬と言われています。

"心のあり方・使い方"を力強いメッセージで伝える中村天風師。講話集「君に成功を贈る」では、笑いのメカニズムとその効用についてこんな風に述べています。


「笑いの人生に生きる」
どんな名医や名薬といえども、楽しい、おもしろい、嬉しい、というものにまさる効果は絶対にない。
心の態度を、いちいち対外的なものに反応・反射せしめている限り、しょせんは消極的におちいる場合のほうが多い。ましてや今日(こんにち)のように消極的なもので溢れかえっている世相においては、なおさらのことだ。なにか悲しいこと、辛いこと、そのほか消極的な出来事があったら、努めて「笑う」。笑えば心持ちは何となくのびのびと朗らかになる。楽しい、おもしろい、嬉しいという思いが心の中に生じたときほど、朗らかな生き甲斐を感じられる。そしてそれがどんなに健康にも運命にも、はかりしれない大きな効果を与えるかわからない。

「笑いとへその関係」
笑うと、必然的に「へそ」がむくむくと動く。笑いにともなうこの「へそ」の動きがすこぶるいい効果を肉体生命に及ぼす。「へそ」が動くにつれ、「へそ」を中心として背中へ通じている腹筋も動く。この腹筋の振動伸縮が極めて重要で、腹式呼吸の効果の一部もこの点にある。この腹筋のリズミカルな振動と、伸び縮みとが、腹筋神経を通じて脳髄にとてもいい再反射作用をうながし、その結果、神経系統の興奮をしずめる結果が出る。



笑いの効用メモ
  • 笑うとβエンドルフィン(別名:幸せホルモン)が分泌され、ホルモンが活性化する。笑いには抗ストレスの効用があり、笑うと痛みが取れる。
  • βエンドルフィン ー 脳内の神経伝達物質。鎮痛作用があり、脳内麻薬と呼ばれる。
  • どうしても笑えないときは「顔面フィードバック効果」を利用する。
    鏡に向かって1回30秒笑うだけで免疫機能アップ
  • 陰陽五行では、笑いは小腸に関連する。喜びは小腸の働きを良くし、造血力を高める。


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