2011-05-22

阿じろ - 京都


先日行った、京都の旅の続き。
妙心寺門前にある、阿じろでランチをしました。

阿じろは昭和37年創業、妙心寺御用達の精進料理のお店です。伝統的な精進料理の基本を忠実に守りつつ、華やかな会席風のお料理が気軽にいただける場所。


竹の子、わらび、木の芽など、春がたっぷりと感じられるメニュー。
5つの味覚、5つの調理法、5つの色合いが組み合わされた「五味・五法・五色」により、"精進料理の心"がしっかりと味わえます。

丁寧に取られただしが素材ひとつひとつに染みわたっています。だしには、上質の昆布やどんこ椎茸、かんぴょう、煎り大豆が使われているそう。淡味の中にも深い味わいがあり、思わずため息…。

竹の子とごぼうに湯葉を巻いて照り焼きにしてあったり、素材はシンプルながらとても創作的。美しいプレゼンテーションに、箸をつけるのがもったいないほどでした。


(左)湯斗(ゆとう)。お釜に残ったご飯のおこげにお湯を入れたもの。おこげも食べられます。
(右)ひじきがのったご飯。京都の白みそに、よもぎの生麩 ー 白と緑のコントラストが美しい味噌汁。


ふすまには禅の修行を表す十牛図が描かれていました。


阿じろ 秋のメニューはこちら






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