2011-06-12
不確実性の中で生きる
今週末は元々広州で開催されるワークショップに参加するつもりだったのですが、北京の旅に誘われ、特別な理由があったのでそちらを優先し予定を立てていました。しかし1週間前になっても誘い人から連絡がありません。メールで聞いてみたら、理由もなくその日程を変更したいという返事が来ました。日程変更は難しく結局どちらにも行けずじまいになりました。
"分かっていたら広州に行けたのに。もっと早く言ってくれたら…"
と、とても失望し残念な気持ちになりました。
私の今週末の予定の話はひとつの例ですが、このようなことは会社や日常でよく起こりえることです。約束や予定はいつも不確実なもの。いわば人生そのものに確実なことはありません。
確実性とは外側にあるものではなく、自分自身の内側で作り上げたもの。約束や計画の確実性を、相手や社会に期待しすぎればしすぎるほど失望も大きくなるのだと思います。
インド人と結婚された方のブログにとても興味深いエピソードがありました。
昨日のこと明日のこともちろん考えているんだろうけど、そんなこと微塵も感じさせません。
なので今さっき言ったことと今言っていることが違ってもそれは
さっきの時はさっきが正しくて 今は今言っていることが正しい
今チャイが飲みたかったら今湯を沸かしだす
チャイの葉っぱがないのに気づいたら 火を止めて買いに行く
インドの学校では計画と準備の重要性ではなく 柔軟な対応ができる教育を心がける
今起こったことに対応して次を考える いきあたりばったり ではなくあくまで臨機応変
教育や文化の違いもあるし、協調性や義理、和を大切にする日本人にとって、このように生きるのは難しいことですが、これはとてもヨガ的な生き方だと思います(かなりヴァータ的とも言えますが)。このように振る舞うことができれば、不確実性の中で失望することもなく生きていけるのでしょうね。
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