2011-05-20

アーユルベーダのこと



世の中にはいろいろな健康法や食事法があふれています。考え方や定義もさまざまで、それぞれ一長一短あると思います。個人的に言えば、ひとつの方法だけに固執するのではなく、複数のいろいろな方法から全体論的に健康を考慮したいと思っています。

その中でもアーユルベーダはホリスティックな健康法の代表格と言っても良いかもしれません。もはや単なる健康法を超えた生活法の域になりますが…。

アーユルベーダとは、サンスクリット語で、"長く生きるための完全なる知恵"という意味。5000年もの伝統と歴史をもつ、インドの古い伝承医学です。生活の知恵、生命の科学、哲学の概念を取り込んだ奥深い定義は、わたしたちの体や精神のみならず、とりまく環境全てをカバーしています。アーユルベーダは、現在世界各国で、西洋医学の代替医療として使われています。

ドーシャについて
アーユルヴェーダによると、私たちひとりひとりは3つの特性=ドーシャを持っていると言われています。 たいていの人は2つ以上の要素を持っており、どのドーシャが優勢になっているかで体質や気質にも影響しています。


  • VATA
  • (ヴァータ)
風、空の
要素
痩せている(痩せ易く太りにくい)、軽い、乾燥、
便秘気味、あまり汗をかかない、忘れっぽい、
寒い季節が嫌い、疲れやすい
  • PITTA
  • (ピッタ)
火、水の
要素
中肉中背(痩せやすく、太りやすい)、熱い、鋭い、
下痢気味、汗かき、記憶力が良い、食欲旺盛、知性的、
怒りっぽい
  • KAPHA
    (カパ)
水、土の
要素
ぽっちゃり(痩せにくく、太りやすい)、重い、遅い、
ゆっくりで単調な喋り方、記憶力がとても良い、汗かき、受身的、体力がある

自分がどのドーシャかは、ネットで簡単に調べられるようです。
SUNDARIのホームページなど
興味のある方はぜひ。血液型占いよりは当たっていると思います…。

アーユルベーダはインドのもの。とても暑い国だし、日本の気候とは違う。だから、日本人には当てはまらないのではないか ー 以前ふと思い、アーユルベーダクリニックでセラピストの方に質問したことがあります。そこでセラピストの方、
「インドは北はヒマラヤ山脈、南はビーチと、ひとつの国の中に四季があるような場所。そんなところで何千年も伝えられているのだから、どんな国の、どんな人にも当てはまります」
とても説得力のある言葉です。しかもインドは人口12億人を抱える国。千差万別、何世紀も受け継がれてきた、根拠ある生命の科学なのです。

アーユルベーダについては、他に詳しくて良いサイトがたくさんあります。
3つのドーシャと5つの要素の相関図もとても分かりやすいです。


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