2011-01-31

中国の旧正月



中国の春節(旧正月)が近づいています。
街も、人びとも、お祭りムードがいっぱい。

お店や家のドア、オフィスビルや通りにまですごい数の
マンダリンオレンジが置かれています。
日本の正月でも、しめ縄に金柑が飾られるのに似ています。



帰りに通ったワンチャイマーケットでは、
きらびやかなデコレーションが売られていました。
この中から選ぶのは迷いそうなくらいのバリエーション…




このシーズンには、お菓子を配るのも風習のひとつのようで、
いつもはない、量り売りお菓子出店が旧正月のためにオープンしていました。





さて、もうひとつ、この時季の風習が"お年玉"。
赤い袋に新札のお金を入れて配ります。
日本と違うのは、大人から子どもへだけではなく、
大人の間でこの袋がやりとりされること。
会社でも上司から部下に、また年上の方から、未婚の若い世代に配られるそうです。

今年は中国でも卯年。
言葉の違いはあれども、似たような文化は日本人にとてもなじみやすいと思います。


2011-01-30

オーガニックライフ in 香港


遅いブランチのあと、ソーホーにあるLifeでひとやすみ。
ここは香港でもとても人気がある、雰囲気もおしゃれなオーガニックのベジタリアンレストランです。
キヌアとキュウリのサラダ、レンズ豆のスープ、グリルした茄子のサンドイッチをオーダーして小腹を満たします。
ここの料理は、味が濃く、スパイスがよく効いているのが特徴かも…。メニューにより当たり外れがあるというのが正直な感想です。

Life ディナー編はこちら


※※残念ながら、2015年にLifeは閉店しました※※


その後、ミッドレベルエスカレーターで偶然広告を見つけた、Just Greenへ行ってみることに。最近オープンしたらしき看板の下には、Organic Convenience Store と書いてあります。このお店は上記のLifeが経営しています。このJust Green、ラマ島にもお店があります。


新鮮な野菜から、サプリメント、フェアトレード、グルテンフリー商品まで品揃えも多く、店内も広くて見やすい配置。
特に目新しいものは見つからなかったけど、なにより場所柄(Soho)、値段的に高い気がしました。オーガニックのお店が立ち並ぶ天后(Tin Hau)では、同じ物が安く買えます。場所は不便だけど、トレンドではなく、日常に取り入れたいなら、経済的なTin Hauがおすすめ。




その後はぶらぶらとIFCまで歩きました。
ここにはオーガニックの化粧品を扱うBeyond organicがあります。


ミネラルコスメのMIMCや、100%天然成分のAmalaなど、ディスプレイも美しく、通るたびに目を引きます。
自然派コスメを取り扱っているOrganic Timesの方が入りやすい雰囲気。

それにしてもこのようなオーガニック商品の値段は香港でもとても高いです。オーガニックと謳われている物が実際どれほどの効果があるのか、そしてそもそもオーガニックと書いてある商品は100%安全なのか?を考える必要があるかもしれません。
オーガニック製品でも、化学薬品、添加物が混じっている物があるので、厳選したいものです。


関連記事:



2011-01-26

香港と肌トラブル



今日から香港。

日本よりも温かく、気温は16度。亜熱帯です。
ヴァータ体質(の私)には、こっちの気候の方が合っているみたい。

ここ半年は香港と日本を往復、そして年末はインドで過ごして
真冬から真夏へと一気に季節を体感するような月日でした。

体は不思議によくできているもので、
環境や気候の変化にも、短期間のうちに適応する力を持っています。
外側に目に見える形で反応、排出しながらも、
一生懸命機能しようとしているのが分かります。


香港に引っ越してしばらくたった去年の夏頃、
突然両腕に真っ赤な湿疹ができました。
夜も眠れないほどカユくなり、いろんな手段を試してみました。

まずはアーユルベーダ。ニームオイルをココナッツオイルに薄めて塗布。
ニームオイルは肌トラブルに良いと言われ、
ココナッツオイルはピッタを鎮めると言われています。
効果はありました。が、内側からのデトックスが必要だと思い、
次のステップへ。

次は、香港セントラルにある、余仁生(Eu Yan Sang)を訪ねることに。
ここは香港でも評判の漢方薬局です。漢方薬だけでも買えるけど、ここはやっぱり診断してもらいたい。
コンサルタントによると、心臓で火が燃えているから、その火を鎮めなければならないとのこと。体内にアグニが増えてしまっているのか?
心当たりはないけど、アーユルベーダで言うと、やはりピッタが優勢になっているのでしょう。マクロビオティックでも、火のエネルギーは心臓に関連します。
漢方薬に動物性の成分が処方されたため、服用しなかったのですが、中医学の観点はとても興味深かったです。

最後は、日本帰国時に皮膚科へ。西洋医学に期待してみたけど、症状名すらなく、やっぱり原因不明。
処方されたステロイドは、塗らないまま転がっています…

小林カノン先生のブログに、似たような記事を発見しました。
カノン先生が香港に料理講習で来られ、日本に帰国されてから、体調がいつもと違うことに戸惑われたそう。
「極陰性になって口内炎までできてしまい、もとに戻すのに3〜4日かかってしまった。今回の体調変化には、全く心当たりがなく、1つ課題が増えた」
とコメントされています。

日本から見ると、香港の気候は温かいので、体がとても陰性に傾いてしまいます。体は環境の変化に適応しようと湿疹や口内炎という形で排出しているのでしょうか。

いずれにしろ水質の変化は、体に影響する作用がとても大きいと思っているのですが、どのアプローチからも、はっきりとした原因は分からずじまい。
もう少し注意深く体を観察してみようと思います。



2011-01-25

Tokyo 4 days with friends


半年ぶりに東京に戻りました。
今回はたった4日間の滞在でしたが、
短い間にも、さまざまな出会いがあり、大切な友人たちや恩師に会え、
いろいろ話して、また新たな発見や学びがありました。

土曜日はまいさんと、ナオミさん宅へ訪問。

都内にありながら、まるで森の中のような日だまりと木々に囲まれ、
ヒーリングオーラに満たされた空間。
センスの良さが溢れています。
彼女の作るベジタリアンカレーは絶品!!
バンガロール以来の再会は、とても嬉しかった。







日曜日は鎌倉訪問のあと、まいさんとディナー。

まもなくMother-to-beで、
優しい雰囲気がさらに増した、まいさん。
大きな愛情が心の底から溢れている温かいひとです。
オジャス経営に忙しいのにも関わらず、
私の行きたかったお店へ、夕飯につきあってくれました。


武蔵小山の四季彩茶屋 葉菜


限られた時間に、ゆうこさん、Julieにも会えてとても嬉しかった!
短い滞在でしたが、東京4日間、充実した時間でした。
今回会え足りなかった大切な友だちとは次回の再会を楽しみに、
香港へ向かいます。

2011-01-23

鎌倉 不識庵



我が師、藤井まり先生の不識庵を訪ねました。

久しぶりの鎌倉。

国内・国外に精進料理を広められ、
とても忙しく活動されているまり先生に、
久しぶりにお会いできるのはとても楽しみです。

この日の料理教室には、私を含めて6名が参加しました。
薬膳を習われている方や、
家族の病気から食のありかたを再認識された方、
そして、ヨガ、歌をとおして
アーティスト活動をされている方など
私と似たような境遇の方ばかり。
ほんとうに心地よい空間で、お話するだけで心から癒されます。

そして、まり先生の「食は心なり」のメッセージは、
お料理をとおして、私たちへと響いてきます。
誰に対しても公平で、一期一会のご縁を大切にされるお人柄に
私たちは、先生を好きにならずにはいられないのです。


さて、この日のメニューは

  • 粟ご飯
  • 椎茸スープ
  • 百合根饅頭
  • 蕪利久煮
  • 黒胡麻汁粉
  • 春菊の和えもの
  • 大和芋のカキフライもどき




稲村ケ崎。太陽が反射してまぶしかった、冬の海。

2011-01-20

蓮根のつくね風ミニハンバーグ



蓮根が本当に美味しい時期。

蓮根は喉や気管支に良いと言われています。
最近喉が痛く、咳が出るので
毎日、蓮根を食べる日々です。
炒めたり、おろして蒸したり、スープに入れたり、
バリエーションが広くて、とても美味しい。
冬の間にしっかりと旬の野菜を味わっておかなくては。

今日のメニューは、

  • 蓮根のつくね風ミニハンバーグ
  • 根菜のごま味噌煮
  • 建長(けんちん)汁

蓮根のつくね風は、蓮根をすりおろし、
みじん切りのネギを混ぜて焼いただけのシンプルなもの。
醤油とみりんの甘辛いタレをつけてみました。
ネギがとっても甘くて、塩だけでも風味が引き立ちます。


2011-01-17

赤かぶ



1ヶ月に1度ですが、農家から直接野菜を宅配してもらっています。
今は実家の母に引き継いでいて、帰省したときの
楽しみのひとつになっています。
埼玉深谷市の、はなふぁーむの野菜は、もう20年以上も無農薬、
無化学肥料で栽培されています。
動物性肥料は使わず、有機であっても少肥、
自然農法で育てられた野菜は本当においしいです。

ここの野菜は、野菜本来の味が凝縮しています。
驚くほど味が濃く、それなのにみずみずしい。
高い生命力とエネルギー、プラーナを感じます。
野菜がもつ栄養素も高いのだと思います。

とても嬉しいのは、大根やにんじんなど、
葉っぱが付いたままで送られてくること。
一物全体なのです。

さて、先日送られてきた冬野菜の中に、大きな赤かぶがありました。
さあ、どうやって食べよう?
やっぱり漬け物?おいしい食べ方を模索中。




2011-01-16

ロウバイ



蝋梅
ーロウバイと読みます。

実家の庭先に、かわいい黄色の花が開きました。
寒い日。積もった白い雪をバックに、こつぶの黄色が映えてます。
ほのかな、ジャスミンのような甘い香り。




2011-01-08

ぜんざい


鏡開きには1週間も早いけれど、
急に食べたくなってぜんざいを作りました。

昆布を入れて、弱火でじっくりと時間をかけて小豆を煮ました。
甘味は白砂糖ではなく、メープルシロップで。
ほんのり塩味も効いています。

昔は、毎月1日と15日に小豆を食べる習慣があったそうです。

そう言えば禅寺での精進料理にも、新年や小正月に
小豆粥を食べ、新春を祝う習わしがあるようです。
新年にこれをいただくと、一年間の邪気を払い、
無病息災で過ごすことができる、と言い伝えられています。

小豆は利尿作用があるとも言われています。
定期的に取り入れたい食材の1つです。

黄色のお餅は、月森紀子さんのもの。
月森さんのご実家、島根県邑南町産のもち米に、
かぼちゃを練り込んで作られた
見た目も美味しい、カラフルなお餅です。

ホッと温まる一椀でした。




2011-01-07

里芋の五色あんかけ



今日の晩ご飯は、精進料理。
我が師、藤井まり先生のレシピです。


  • 里芋の五色あんかけ
  • 切干しのごま和え
  • 蓮根蒸し

2011-01-05

白花豆のコロッケ

昨日の夜から一晩つけておいた、北海道産の白花豆を
コトコト茹でました。
いろいろとレシピのアイデアが思い浮かんだのですが、
結局マッシュしてコロッケを作ることにしました。

玉ねぎと青ネギ、人参のみじん切り、クルミ、かぼちゃの種も刻んで
オーサワのべじそぼろを加え、今日はボール型コロッケに。
インドで体調を崩してから、当分揚げ物は避けたかったので、
オーブンでグリルしてみました。
表面はうまくカリカリ焼けて、思ったより美味しくできたと思います。


小鉢は母の作った、根菜の含め煮。
冬の根菜は体をポカポカと温めてくれます。


2011-01-01

インドから帰国




あけましておめでとうございます。

12月31日に2週間のバンガロール滞在から帰国しました。
今回は主にホームステイをしていたので、
南インドの家庭料理をはじめとする食や、生活習慣など
もともと興味のある、異文化比較探求の良い機会になりました。

バンガロールでは本場のドーサやイドゥリを食べるのが
目的のひとつでもありました。
ドーサは、生地が厚いのにクリスピー、中味はふんわり。
そして挟んであるじゃがいものマサラは、スパイシーすぎない味。
やはり本場のドーサはとてもおいしかったです。

バンガロールのMANTRI SQUARE MALLにある、フードコートは
ほとんどがベジタリアン。
ミネラルウォータで作っているパニプリがあるのは唯一ここだけ!
というNithyaの情報で、さっそく購入。
パニプリは、ひとくちサイズの穴のあいたプーリ(揚げたパン)に、
スープを注ぎ入れて食べるというスナックです。
うーん、美味。


写真は3泊4日ででかけた、マイソールでのランチ。
ミールスはバナナの葉っぱにのせられています。
プーリや、ラッサム、ヨーグルトなどがセットされているのが
南インド料理の特徴。

残念ながら、後半は食中毒で入院していました。
ちょうど滞在していたアシュラムで、
パンチャカルマをしながらの、文字どおりのデトックス。
バビー母の愛情と家庭料理を味わう良い機会ともなりました。


今回のインドでは、"カルマヨガ"を再認識しました。
日々起こるできごとには抵抗しないこと、
(ーやるべきことは起こるべくして起こっているのだから)
そしてただそれを判断せず実感し、遂行するのみであること。

今、ここにあることが全てだということを
インドを通して身をもって体験した気がします。




詳しい「旅のきろく」はこちらにUPしています。



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