2017-09-25

香港のオーガニック事情


香港では幅広いオーガニック製品が入手可能です。スーパーマーケットでも売られているので、それを買うか買わないかは別としても、有機生産物に対する人々の関心はとても高いと言えるでしょう。

しかしながら正しい「オーガニック食品」を選んでいるかは、消費者がその製品に表示されているオーガニックラベルをしっかりと識別できるかにかかっています。

香港で売られるオーガニック食品は2パターンに別れるようです。1つは香港で有機栽培された野菜。2つは加工されたオーガニック食品、これは一般的に輸入製品となります。

香港で"オーガニック"のラベルが貼られることを許可されているのは、日本同様、特定の機関が定めた厳しい基準をクリアした生産物のみに限られています。しかしこのオーガニック要件は一定ではなく、認証機関によってその基準にはさまざまな差があるようです。


主な有機認定機関

香港の有機認定機関の主なものに ORC-Certが上げられます。ORC-Certは、最も厳しい基準を設定している国際的オーガニック団体 IFOAMに認定されているので信用度は非常に高いと思います。


ORC-Certのラベル

・有機製品または95%以上の有機原料で生産された製品



・有機転換期間中の農地で栽培された製品



・70%以上95%以下の有機原料で生産された製品



その他のラベル表示について

認証された有機製品には'organic' の記載があります。"natural"(自然栽培)や、"no chemicals"(化学製品不使用)、"free-range"(放し飼い)のラベルに関しては、有機製品ではないとみなされます。


これら表示を頼りに、私たち消費者がしっかりと識別して商品を選ぶことが重要だと思います。 




情報ソース :
ORC-Cert
香港特別行政区政府 食物安全センター(PDFファイル)
IFOAM

※写真およびロゴデータはORC-Certより拝借。

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