2011-05-19

月森さんのマクロビ・ティーパーティ


月森紀子さん ー マクロビオティックの世界で知らない人はいない偉大なシェフ。クシガーデンや椿屋、woodmoonなどの人気店を経て、現在はフリーで活躍されています。数多くのレシピ本も出版されており、健康なだけではなく、もっと楽しく、美味しく取り入れられる玄米菜食を提案しているカリスマシェフです。

さて、そんな月森さんのマクロビティーパーティが、ご実家、島根県の邑南町で開催され、このたび参加することができました。この会は月1回定期的に開催されているそうで、家庭的な温かい雰囲気が漂う居心地の良いパーティでした。


(写真手前から時計回りに)よもぎのクレープ。中には白インゲン豆の餡が入っています。トウモロコシの裏ごしが入っている、舌触りのよいテリーヌ。きなこマフィン。ふんわりとしたきな粉風味の生地にリンゴがのっています。


豆乳プリン。香りよいバニラビーンズがふんだんに使われた贅沢なデザート。
メニューはもちろん全て動物性フリー。バターや卵、白砂糖も使われていません。


月森さんにかかると、野菜や素材が、まるでプラーナを得たみたいに生き生きしているのが感じられます。「野菜を切ってみてから何を作るか決める」と、以前月森さんが言われていたことを思い出しました。同じ野菜でも、季節によってそのみずみずしさ、甘さは違ってきます。その日の野菜の状態によって、スープの方が美味しいか、炒め物が美味しいかなどを感じ取るそう。そんな繊細な感性があってこそ引き出される素材のエネルギー。月森さんが作る全ての料理がこの上なく美味しいのも納得です。

日本料理店からスタートした素晴らしい調理技術はまさに職人そのもの。尽きることの無いクリエイティビティは、単なるシェフを超えたアーティスト。月森さんの料理にはいつも新鮮な驚きと感動があるのです。



島根県邑南町の田園風景。

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