2011-10-03

遺伝子組み換え豆乳


「あなたが今飲んでいる豆乳には遺伝子組み換えの大豆が使用されています」
注意深い消費者にとってはショッキングなニュースかもしれません。パッケージに記載された、"GM-free(遺伝子組み換え不使用)"ラベル。これが実は虚偽だったという記事がSouth China Morning Postに掲載されていました。

記事によると、消費者審議会がスーパーマーケットやコンビニエンスストア、小売店などに流通している香港製造及び輸入された豆乳50種類のトレース調査を行ったところ、調査対象の内の半分の豆乳に遺伝子組み換えの大豆が含まれていることが分かりました。その数値は0.2%から、最大で1.1%。しかし豆乳のパッケージには「遺伝子組み換えの大豆が使用されている」という注意書きはなく、うち13種類には「GM-free」という表示までされていたそうです。

遺伝子組み換え100%の食品を摂取しても、健康には全く害はないと言われています。アメリカでは遺伝子組み換え食品は一般的に流通しており、おおむね抵抗なく消費されているようです。
一方、日本やカナダ、台湾などでは遺伝子組み換え食品のしきい値を5%に設定し厳しく管理しています。
GM-free/GM soyを選ぶのは私たち消費者。正しい表記がされた上で、私たち自身が判断したいものです。

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豆乳にまつわるメモ。
  • マクロビオティックでは、豆乳は陰性が非常に強く、体を冷やす飲み物だと言われます。冷え性の原因が豆乳だった、という可能性も否定できません。
  • 言うまでもなく、豆乳は大豆の加工品。豆腐、がんもどき、ソイミートなども同様。大豆を摂取するなら加工食品ではなく、丸のまま煮豆で食べるのが栄養素的にもベスト。
  • 味噌や醤油を摂取する日本人は十分大豆が摂れているので、あえて豆乳で大豆を摂取する必要はありません。
  • 大豆に含まれるイソフラボンを過剰摂取すると、女性ホルモンのバランスが崩れる可能性があります。月経周期の遅れや子宮筋腫など子宮疾患のある方は避けた方が無難。
  • アーユルベーダや薬膳では、大豆よりも滋養に良いとされるムングダール(緑豆)を勧めています。

ビーガン、マクロビオティックなどでは乳製品の代替として頻繁に使用される豆乳ですが、私個人的にはできるだけ避けるようにしています。豆乳を飲むなら、オーガニックの牛乳を適量飲む方が良い、というのが持論です。




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