2011-09-24
香港の大気汚染ニュース
香港に戻ってから何日かはとてもクリアーな視界が広がっていました。めずらしく香港島から九龍側の高層ビル群がくっきり見えていたのもつかの間、数日後にはデフォルト(?)のスモッグに覆われてしまいました。
BBCのニュースによると、香港の大気はWHO(世界保健機関)が勧告する汚染数値のレベルを超えており、エアクオリティはロンドンやニューヨークの3倍も悪化しているそうです。
大気汚染の原因は石炭火力発電や、中国南部からの重工業による煙、そして何と言っても香港市内で増加する交通渋滞が引き起こす車の排気ガスによる影響が大きく関与しています。
先日、South China Morning Postにアイドリングエンジンによる一酸化炭素ホットスポット ー いわば、最も空気が汚染されている地域が掲載されていました。これによると旺角(モンコック)女人街のあるTung Choi Streetの平均数値が9,336(マイクログラム/空気1立方メートル)ととても高くなっていました。ちなみに銅鑼湾(コーズウェイベイ)のタイムズスクウェア前にあるタクシー乗り場での観測では1,867となっています。
香港ではこの12月から、アイドリングで停車したドライバーに対してHKD320の罰金を支払う対策が施行されるようです。しかしながら大気汚染の原因はアイドリングだけではなく、低流動のミニバスが通常の車に比べて大量のガスを排気すること、都市の換気が非常に悪いことなどが上げられると言われます。
活気に満ち、魅力溢れる大好きな街、香港…ですが、深刻化する大気汚染だけは改善してもらいたいものです。
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