2011-04-19

腰痛 - アイアンガーヨガを通して気づく、からだのこと 2


腰痛 - アイアンガーヨガを通して気づく、からだのこと 1の続きです。

私自身腰痛を経験し、整体や鍼治療、ありとあらゆるマッサージを試しましたが、結局はどの治療法も劇的な効果はありませんでした。自分自身の体の構造を注意深く観察していくと、間違った体の使い方によって、筋肉や骨格に負担をかけていることが分かりました。

"間違った体の使い方"というのは、スポーツやヨガなど、体を動かしているときだけではなく、普段どんな姿勢を取っているかにも当てはまります。例えば、座っているとき、歩いているとき、立っているとき。筋肉の弱い部分を補おうとして、他の箇所に無理が生じていたり、体のある一部のみに力や負担がかかっていたり、無意識のうちに腰痛の原因を作っていることがあります。

アイアンガーヨガのプラクティスを通して、どのような体の構造と癖が腰痛を引き起こし易いのかを観察しました。またそれに応じた、具体的な体の使い方を上げてみたいと思います。


腰痛を引き起こし易い、主な体の構造と癖:
主に、丸まった腰(おへそが上に向いている・骨盤の後傾)、反り腰(おなかを突き出している・骨盤の前傾)があげられます。どちらも、極端に腰に負荷がかかっている状態です。

  • 丸まった腰
大殿筋と腹筋が弱い場合、丸まった腰になる傾向があります。骨盤を動かさずに腰だけ伸ばそうとすると反り腰になり、さらに腰を痛めてしまうので、お腹を引き締めて、骨盤から腰をぐっと上に引き上げるように伸ばします。

  • 反り腰
腹筋、背筋の弱さが関係しています。アイアンガーのクラスでは、いつも「尾骨を引き下げて」とか、「尾骨を体の中に吸収するように引き入れて」と言われます。この動作は、腰の急カーブ(反り腰)を和らげます。


アイアンガーヨガのプラクティスでは、腰を伸ばすための筋肉を"無理なく正しく"使うために、プロップス(ブロック、ベルト、椅子、壁など)が多用されます。これを続けていると、少しずつ筋肉が強化されていき、腰を伸ばす癖が身に付きます。

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腰痛 - アイアンガーヨガを通して気づく、からだのこと
パート 1
パート 3

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