2011-03-02

腰痛 - アイアンガーヨガを通して気づく、からだのこと 1


腰痛 ー 遺伝的なもの、後天的なもの、その原因は様々です。生まれつきその弱さを持っているケースは前者。スポーツによるダメージ、またデスクワークなどで、同じ姿勢、悪い姿勢を長く取り続けたために生じる腰痛などは、後者の要因となり得ます。そして、腰痛は体だけではなく、心の問題、ストレスが大きな原因だとも言われています。

私自身も腰を痛め、非常につらい経験をしました。それは、ヴィンヤサフローヨガの練習中に起こりました。自分の体と限界に、十分注意を払っていなかったことが原因です。ヨガを始めて8年目、それがアイアンガーヨガを基礎から学ぼうと思うきっかけになりました。

アイアンガーヨガは、ひとりひとりの体の構造に適した方法でヨガを実践します。ヴィンヤサで流すのではなく、ポーズは少なくとも30秒はキープされます。それゆえに、体のどの部分に注意を払うべきなのかが問われます。

自分自身の体の構造の観察と経験に基づき、なぜ腰痛が起こってしまったのかを考察してみました。

腰痛を引き起こし易い、主な体の構造と癖:
  • 反り腰
  • 肩が固い(肩甲骨周りも含む)
  • そけい部(股の付け根)が固い
  • 胸郭(肋骨あたり)への注意力不足


ひとつのポーズを正しく行うと、そのポーズで使われるべき筋肉が増強されます。しかし、その部分が固い、柔軟性が足りないという場合、私たちは無意識的に"別の筋肉"を使ってポーズを行い、その弱い部分を補おうとします。本来使うことを意図しない"別の筋肉"を使い続けた結果、負担がかかり、それが怪我を引き起こす原因となり得ます。体の構造に注意を払わず、ポーズを完璧に取ることに集中しすぎると、このような結果になります。

たとえ体が固くても、弱いパーツがあっても、ヨガをすることは可能です。アイアンガーヨガでは、プロップス(ロープやベルト、椅子、ブロックなど…)を使うことで、体のウィークポイントを補い、調整します。そして、本来使われるべき筋肉を正しく使うことに集中していくと、固くて弱かった部分が少しずつ増強されていきます。これは多いに腰痛の改善へと繋がっていきます。

腰痛を引き起こし易い体の構造と癖については、パート2で書きたいと思います。



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腰痛 - アイアンガーヨガを通して気づく、からだのこと
パート 2
パート 3

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