2011-03-03

時間の感覚



時は金なり。

そんなことわざがしばしば思い出される香港の街。
大都市ではありがちですが、ここ香港でもひとびとが急ぎ足で歩いていくのが見られます。

時間の感覚は、国によっても大きな差があると思います。
日本での時間の感覚は、ルールを守ることの道徳観、周りとの調和を乱したくないという連帯感からきているような気がします。だからこそ、電車は時間通りに運行し、遅刻することは他人に失礼にあたります(もちろんその人の状況にもよりますが。)

一方、インドでの時間はあってないようなものです。
電車が時間通りに来ないのは当たり前。友だちが待ち合わせの場所に現れなくても、がっかりすることはありません。なぜなら、約束それ自体が予測不可能なことだから。インド人は時間に縛られている感覚がありません。それでも友だちに会えたらラッキー、カルマのコネクションに感謝です。

自分の"時間の感覚"で周りをあてはめようとすると、違和感やストレスを感じることがあるかもしれません。また逆に、どんな国にいても、どんな状況でも、郷に入りては郷に従え、とばかりに他者の時間の流れに乗ることはできるかもしれません。

時間を止めることはできませんが、時間の流れているさまを見ていると、とても興味深い気づきがあると思います。

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